もち犬の小屋

乙女ゲー感想メイン

伝説のゲーム アンチRPG moonをプレイしてみた

 

皆さん、戦闘のないRPGをプレイしたことが

ありますか?

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戦わないRPG

1997年にアンチRPGとしてその名を轟かせた

革命的なゲーム moon

 

RPGの王道であるドラクエやFFのシステムを真っ向から否定した

ゲームとして知られており

その珍しさから一時期10万円のプレミアがついていた為

一生プレイすることはないと思っていましたが…

 

(中古だと安めです)

 

2019年

Switchで移植されたため購入!

 

気になるお値段なんと1980円

(switchダウンロード版)

やっす…買うしかないですよこれは

 

こちらは豪華パッケージ版

100Pを超える資料+サウンドトラック+描きおろしイラスト

が付属してるみたい。普通に欲しい

 

操作性手軽さ、そして価格を考えると

断然Switch版の方がお勧めです

 

ゲーム内容

 

ある日、主人公がRPGをプレイしていると

ゲームの世界へ取り込まれてしまいます

 

ドラゴンを倒しに勇者が旅立つところを

主人公は遠巻きに眺めていますが…

 

この世界の勇者は正義の味方とは程遠い

非力なアニマルを殺しまくる

悪逆非道を貫く悪役だったのです

 

悪さをしていないスライムを斬り殺したり

他人の部屋を勝手に荒らして、やりたい放題

 

こんな残虐なことが許されるのでしょうか?

画面の前のプレイヤーにゲームが問いかけます

 

心当たりがあり過ぎる

 

戦いのないRPG

 

主人公は経験値の代わりに

ラブを手にすることでレベルアップします

 

ラブとはそのままハート♡のことで体力を表します

主人公が良いことをすると出現し

集めると活動範囲が増えて遠い所まで行けるようになります

 

→ラブを使い切ってしまうとゲームオーバー

なってしまうので序盤はラブ集めに勤しむことになります

 

→良いこととは

勇者に殺されたアニマルを保護したり

住民の悩みを解決したりなど

特に難しいことはありません

 

ラブ集めを通して成長し、最終的に元の世界に帰ることが主人公の目的となります

 

向いている人

 

普通のRPGとはかけ離れているため

ドラクエやFFなどを想像していると

つまらなく感じてしまうかもしれません

 

・普通の戦い(RPG)に飽きた

・レトロな雰囲気を味わいたい

・幽霊やフラッシュ系などに耐性がある

・死の描写に抵抗がない

といった方にオススメのゲームです

 

【補足】死の描写に抵抗がない、ということですが

勇者がモンスターを殺害するので

主人公が足を運ぶところに死骸が転がっているためです

 

なんと、自分の家にも出現します

主人公が寝て起きると目の前に死体が…

つまり

 

寝ている間、勇者が勝手に家に入って来たということ……

 

向いていない人

 

逆に

・怖いものが苦手

・精神的に不安定だ

・心身共に疲れている

という方には絶対におすすめしません

今すぐこの画面を閉じて見なかったことにして

下さい

 

対処法

 

ちなみにもち犬は怖いのがクソ苦手なので

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名前をコミカルにすることで

事なきことを得ました!(下ネタは世界を救う)

 

→実のところ、怖いものは怖いのであんまり意味はなかった

 

感想

 

私個人の感想ですが

 

このゲーム

 

イカれてます

 

いい意味で、とかじゃないです

 

キャラクター、ストーリー、シナリオ、

エンディング

 

何から何まで常人には

理解し難い物で溢れています

 

人を選ぶ作品とはまさにこのゲームを指しているのではないでしょうか…

 

注意点

特に粘土でデザインされたキャラクターは

ホラー度が増しています

 

しかも至る所に死骸が転がっているので

かなーり惨いです。粘土をなめちゃいけません

 

フラッシュ系のドッキリも搭載されていたので

怖いの苦手な人、また心臓の弱い方注意です

 

きっとトリップしたらこんななんだろうな

熱がある時に見る幻影だな

 

こんな描写が日常茶飯事です。

 

また、倫理観もかなり歪んでおり

牧場物語の新作と比べ物になりません

 

フェミニズム軽視、オタクを馬鹿にする描写や

詐欺、DVなど)

他にも色々問題点はあります

 

そのため色々センシティブな現代で

炎上は避けられず………

22年の時をかけて燃えている現場をみて

唖然というかまあ、笑うしかなかったです

 

開発者からのメッセージにも

我慢してプレイして下さい、など

問題作であることを伺わせる発言が見られます。

 

まあでもこれはもしかすると

Twitterで話題になっていた

“今のオタクは理解出来ないものを面白くないと感じる”

という所に通じる所があるのかもしれません…

 

戦わないRPGは正しい?

これは人によって答えが変わってくるものだと思います

 

RPGを否定することは

ゲームそのものを否定していることと同義になるので

 

ゲームに苦手意識を持つ人は

「そんな残虐なことを現実でしたら問題でしょ!」と過剰に意見する人が多いと思うし(偏見)

 

ゲームが好きな人は現実とゲームが別物である

しっかり区別している様に感じます

 

小さな頃からゲームをさせていたら悪い大人になってしまうかも

と心配する親を連想させるような話

 

私は正しいとか善悪を決めるのではなく

こんなゲームがあってもいいんじゃないかなと思いました

 

人には合う合わないがあるので、まずはプレイしてみる他ないんじゃないかなと

 

エンディングはアンチRPGにまつわる衝撃的な内容となっているので

プレイしてみるか、ネタバレサイトを見るかは皆さんにお任せします

 

まとめ

 

さて、独特の世界観とキャッチフレーズで

数々の人を魅了したmoonですが

 

最後に一言

私から送りたい言葉があります

 

 

それは…

 

 

風邪を引いている時に

Moonはしないで!!!!!

 

と、いうことでした。

 

個人差はあると思いますが、粘土のキャラクタートリップ系おじさん

頭にこびりついて悪夢を見たような気がします

 

(厳密には覚えてないので、あくまで気がするですが)

 

みんなは風邪を引いたら

もっと平和なゲームをやったり、実況を見たりしようね

 

無理しないのが大切。

 

もち犬との約束だよ

  

moon公式サイトはこちら Switch発売記念壁紙がダウンロード可

moon-rpg.com